今帰仁城跡歴史散歩
大隅(ウ−シミ) 平郎門を通 り抜け、ウミヤ−に向かって左側部分を大隅と呼んでいる。現状ではみかんや桜を植栽、草木や竹で被われている。面 積はかなり広く、平坦地の多いところである。 ここは、かつて「城兵達の武闘訓練の場」であったと、想定されるという。この地から 大量の馬骨が掘られたと村史に記されている。遺構発掘が期待されるところである。
城内旧道 かつては平郎門からはいって右よりを石垣に沿って狭い曲がりくねった石敷きの小 道があった。これが城内に通ずる道で大庭の南端に至るように造られ、現在、大庭の近く にわずかばかりその痕跡をとどめている。道に沿って大きなフクギが茂っていたが、道とともに1942年頃にとりこわされた。
大庭(ウミヤ−) 平郎門からまっすぐのびた七五三形式の参拝道を登りつめると広場にでる。これを大庭(ウミヤ-)といっている。 ここはかつての王が「文武百官」を勢揃いさせたところであるのか、ただ単なる庭であったのか、そこの南側を南殿の跡といい、北の一段高くなったところを北殿跡といっている。
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