名桜大学の新垣先生から案内をもらいましたので紹介します。 ---------------------------------------------------
名桜大学総合研究所で講演会が開催されます。ふるってご参加下さい。
新垣裕治
--------------------------------------------------- 名桜大学絵合研究所講演会 「私とさんご礁研究」
<講演要旨> 私がさんご礁研究をはじめるきっかけは、1957年の夏、スタンフォード大学の サマースクールでつくられた。そのとき海産無脊椎動物学の講義で、はじめてさ んご礁について系統的に学ぶ機会があり、その魅力にとりつかれ、帰郷後の研究 対象にしようと心に決めました。幸い帰郷してすぐに琉球大学へ再就職でき、し かも鹿児島大学と琉球大学の共同学術調査隊に参加することもでき、更に幸なこ とに、鹿児島大学の平田國雄先生と隆起さんご礁の調査班を組むことができた。 この後、単独で、久米島の隆起さんご礁、現生きんご礁の調査をはじめることに なった。これが、1958年のことである。そのとき、久米島で見たさんご礁は、そ れこそ手付かずの原生さんご礁で、その美しさは今でも忘れることができない。 しかし、その後のきんご礁調査は、オニヒトデ異常発生にょり食害を受けたさん ご礁の調査であったり、赤土流出の影響の調査であったり、最近では、白化現象 のために痛めつけられたさんご礁の調査であったりと、私のさんご礁調査は、た いへん残念なことに、さんご礁衰退の歴史を追いかける調査となってしまいまし た。それで、私とさんご礁研究の話は、とりもなおさず、さんご礁衰退史の証言 とならざるを得ません。たいへん悲しいことです。ここでは、さんご礁の三大害 敵である、オニヒトデ、赤土汚濁、自化現象とさんご礁とのかかわりについて、 実態、原因、対策、今後の課題などについてお話したいと思います。
開擢場所:名板大学総合研究所 研修室・会議室
開僅日時:2003年6月28日(土)午後2時〜
講 師:山里 清 先生(前名桜大学総合研究所長)
お問合せ先:(tel)0980−51-1107 (fax)0980−51−1136 ------------------------------------------------
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