栄養勉強会

 今月は「血液をサラサラにしよう」というテーマの勉強会でした。そこで主に油についてとり上げてみました。

● かくれた油に要注意!
 今や生活習慣病は血管病といっても過言ではありません。血液をきれいに保つことは心臓病・糖尿病・脳梗塞などかなり多くの疾病を防ぐことにつながります。ご存知のように砂糖・油のとりすぎは血液をドロドロにします。家での料理には気をつけていても、市販の加工品や菓子・パン・惣菜などにかくれた油も要注意です。

● いまどきの油
 この日、いろんな油を紹介してみました。話題に上ったのは「エコナ」。コレステロールや中性脂肪を下げる効果があると最近大はやりのようです。そして珍しいグレープシードオイルやシソ油、おなじみのオリーブ油・キャノーラ油などなど…それぞれの油の特徴を説明し、昔よく使われていた大豆油や菜種油・米油はなぜ見当たらなくなったのかなどの話もしました。

● よい油・悪い油
 油の良し悪しは含まれる脂肪酸の種類と割合・加工のし方などによって左右されます。脂肪酸とはリノール酸・オレイン酸などのことで油の容器によく表示されています。また加工のし方で質が変化したものの代表的なものはマーガリンです。沖縄ではバターと混同されがちですが、原料が乳のものがバター、植物性油脂のものがマーガリンです。お菓子などに含まれるショートニングやマーガリン・パーム油など植物性であってもよい油とはいえないものもたくさんあるのです。これらの油は冒頭に書いた「かくれた油」に多く使用されているのでご注意。
 またどんなによい油でも取り扱い方によっては悪い油に変化してしまいます。特に保存の仕方は重要です。

● サラサラ食品をとろう
 そして油の摂り方だけでなく、野菜や豆などに血行をよくしてくれる食品がたくさんあります。これらをまめにとることも血液をきれいに保つコツです。今回はこれらの食品を使ったメニューを三品紹介し、みんなで試食しました。

今回のレシピ
トマトときくらげのスープ

《材料》 黒きくらげ1g 長葱1/4本 トマト1/2個 だし300cc
《材料》 卵1個 塩こしょう・オイスターソース あれば干しえび
@ 干しえびがあれば粗く刻んでだしに漬けておく。
A きくらげは戻し一口大に切る。ネギは粗みじんに、トマトは一口大の乱切りにする。
B @のだしを煮立て、きくらげと長葱を入れて少し煮る。トマトを加えて2分程煮たら、塩こしょう・オイスターソースを加え、溶き卵を入れて出来上がり。糖尿尿教室
 試食した中から一品を紹介します。
 今月は、糖尿病教室も開かれました。「目で見る一日量」をテーマに糖尿病の知識を深めるために行われました。

● 適量を知るために
ごはん・野菜・肉・魚…食べ物はそれぞれ身体での働きが違い、それぞれに適量があります。糖尿病の治療ではその適量を守ることが大事な条件の一つです。そこで今回は「適量」の食べ物を実際に測ってみました。 
まず参加者個人の一日の必要カロリーの計算です。一日の活動量(運動量)を考えて、身長をもとに計算式にあてはめて計算します。小さい数字とにらめっこしながらもそれぞれの必要カロリーを出すことができました。そしてごはんの量を割り出します。年齢・活動量・身長によってご飯の適量も違ってくることがよくわかります。またいつも食べている量もお茶碗に入れて比べてもらいました。
適量よりも多く食べてる人、少ない人それぞれでした。ごはんが少ないとおかずを多く食べることになったりするのであまりおすすめ出来ないのです。もちろん多く食べるのもよくありません。続いて野菜や肉・油の一日量も見てみました。ポークやシーチキン・豆腐はみなさん摂りすぎになりがちのようです。肉は控えている人が多いようでした。日頃の栄養指導の時にも肉を控える人は多く見られますが、赤肉はポークより低カロリーなのです。また肉・魚・卵などのタンパク質食品全体の量が多すぎる人が目立つのも最近の傾向です。豆腐ならいいだろうとイメージに惑わされて摂っている人が多いようです。どんなにいい食品でも摂りすぎは害になることを認識しなければなりません。逆に食べてはいけない食品はないのです。「適量を守れるか」が最大のキーポイントです。

● 食事以外のこと
 食事以外のことでは薬や検査値・低血糖のこと、看護婦さんからは目の検査についてもお話がありました。目は糖尿病の影響が現れやすいところです。定期的な検査が欠かせません。血液検査はつい血糖にばかり注目する人が多いのですが血糖のコントロールがうまくいっているかどうかはこれだけで判断することはできません。いつも持参している糖尿病手帳を見ながら、自分でもある程度判断できるよう勉強しました。低血糖については実際になった人からどんな症状だったかを聞くことができました。どんな症状が出るのかわかっていれば、いざというときにきちんと対応できます。
こうしてあれこれゆんたくしながら二時間近くの勉強会になりました。今回の勉強会はむずかしいカタカナや数字も出てきましたが、皆さんうまく理解し、参加者同士の情報交換も行われ、楽しく時間を過ごすことができました。また要望があれば開催しますので、今回参加されなかった方、次回はぜひ一緒に勉強しましょう。