栄養勉強会

 

 今月のテーマは「イライラしない食生活」と題して心の動きと栄養のかかわりについて勉強しました。

● 犯罪と栄養

 近頃、増えているといわれる少年犯罪。
 教育・環境問題と共に栄養との関わりも指摘されてきています。
 今までは性格や個性として片付けられてきた「すぐにカッとなる」「攻撃的な態度」「無気力」などの精神状態も食べ物に左右されていることがあるというのです。
 古い話では「浅間山荘事件」。年配の方は記憶に残っていることでしょう。
 何人もの仲間を集団でリンチし、死に追いやった彼らの食生活はインスタントラーメンとパンばかりだったそうです。
 また女子高生コンクリート殺人事件も同様、スナック菓子やカップラーメンの容器が部屋にたくさん残されていたとか。もちろんすべての事件がそうではありません。これらは極端な例で、「授業や仕事に集中できない」「ついイライラして怒ってしまう」等が身近な症状でしょう。

● 自分では気づきにくい
 これらはどんな栄養の過不足で起こるのか、またどんな症状が出るのかなどについて勉強しました。よく知られているところではカルシウムです。カルシウムが不足するとイライラしやすくなります。また道徳ビタミンと呼ばれるビタミンB群もそうです。
意外と気づかないのがカフェイン。
頭 をすっきりさせるために一日に何杯も飲む人がいますが、もし飲んで四〜五時間後にボーっとする、眠くなるなどの症状が出るならカフェインの摂り過ぎかも知れません。カフェインは一時的に覚醒作用がありますが、人によっては血糖を急激に上げ、その後低血糖症状が出ることがあるそうです。砂糖・ミルクを入れて飲んだり、お菓子と一緒に飲む場合はなおさらです。
 いずれにしてもどの症状も自分では気づきにくいことが多いようです。
やはり性格をはじめ他の要因もからんでくることや慢性的であることから栄養とは結びつけにくいのでしょう。

● 昔の食生活に納得
 勉強会ではいつも昔の食生活の話題が出ます。今回も酢を使ったメニューを作ったことから、「昔は酢も作りよったよー」という声がありました。瓶に寝かせて長期間発酵させたそうです。アルコールを加えて短期間で発酵させた市販の酢と違い、自然発酵で出来た酢はアミノ酸をはじめたくさんの有効成分が含まれています。調味料ひとつでも現在の物は、栄養的に劣っているのです。「今、その酢が作れたら高くで売れるはずよー」と皆で笑いました。

なるべく自然に近いもの
 心にも身体にも不可欠なミネラルやビタミン・微量元素は、調理・加工・精製で失われていきます。たとえ新鮮な野菜でも、調理後時間がたつと失われるのです。調味料を含めどんな食品でも必要な加工以外はされていないのが理想的。わかりやすいのはお米です。玄米に含まれるビタミンやセンイ等は、白米にはほとんど含まれていません。しかし玄米のままでは炊飯器で炊けないし、消化も良くないのである程度精米した五分づきや胚芽精米ならある程度の栄養は残ります。
 ですから加工食品を控えるだけでなくいつも食べているものも少し意識してみると心も身体も、もっと元気になれるかも知れませんよ。

● 緑色が鮮やかな『枝豆どうふ』
《材料》枝豆150g・いもくず30g・水1カップ・
だし1/2カップ・しょうゆ・みりん各大さじ2

@ 枝豆は塩茹でしてさやから出し、出汁を少しずつ加えながらミキサーにかける。途中でいもくずも加える。
A なめらかになったらざるなどでこす。
B Aを火にかけ、とろみがついて透明感が出るまで常に混ぜつづける。
C 透明感が出たら、水でぬらした型に流し込む。冷蔵庫で冷やして枝豆を飾ってできあがり。
D だし・しょうゆ・みりんをあわせて煮立て、いもくず(分量外)で少しとろみをつけて冷まし、Cにかけて食べる。(わさび醤油でもおいしい)