ただいま旬の食物


気候も暖かく気持ちの良い日が多くなりましたが、虫たちにとっても心地よい季節が来てしまいました。
今月の旬は、キャベツ です。


 この時期、とても安く手に入る野菜ですが、こんなに安くても栄養は他の野菜にひけをとらない…どころか、しのぐほどの力を持っています。

● キーワードは「免疫」です
 緑黄色野菜が、がん予防に良いとか風邪予防に良いということはよく知られ、淡色野菜はあまり目立った長所がないような印象を受けますがやはり大きな役割を担っているのです。

● TNFという物質はなに?
 これはインターフェロンやインターロイキンなどと同じく免疫機構を働かせる重要な物質です。日本語で「腫瘍壊死因子」と呼ばれ、文字通 りがん細胞を殺す物質です。それだけでなく正常な細胞に対してもさまざまな働きかけをしているそうです。いくつか挙げてみるとバクテリアやウイルスをやっつける・傷を治すために炎症をおこす・組織を修復する・発熱・睡眠・食欲・痛みなどを調節するなどの生理作用です。キャベツはこのTNFという物質をたくさん作る作用があるようなのです。他にもなす、大根、ほうれん草などがその作用が強いようです。

● 白血球を増加させる
 また白血球を増加させる作用もあり、両方の作用が強いのがキャベツなのです。ちなみにバナナも強いことがわかっています。(いつかおなじみのTV番組でもやっていましたよね。)

● 毎日摂取が良い
しかしこの作用は、摂取後数時間以内に起こり持続性がありません。
したがって毎日、続けて摂ることが大事なのです。キャベツは「キャベジン」でご存知のように胃と肝臓をを守る働きもあります。お酒といっしょに摂る とアルコールによる害を軽減するとも言われています。そして活性酸素を除去してくれる効果 もある優れものです。

● がん予防に関わる成分では
イソチオシアネートというものがありますが、これはよく噛むことで体内に放出されます。したがってよく噛んで食べることも大切のようです。「続けて毎日よくかんで食べる」が大切とのことですが、これはどの食べ物にも言えることです。また毎日とはいっても、キャベツばかり毎日摂るのは不可能ですよね。ですからその時期の旬の野菜をよく噛んでたくさん食べるのが健康への近道ではないでしょうか。

● 今月のレシピ
今回は「キャベツのみそマヨ和え」と「キャベツとあさりの煮浸し」をご紹介します。でも一番簡単なのはざく切りを生のまま「キャベツのうまたれ」につけて食べる方法。たれは診療所でも販売しています。酸味がきいていてさっぱり、おいしいですよ!

おすすめメニュー

『アサリとキャベツの煮びたし』

≪材料≫ アサリ、キャベツ、ねぎ、しょうゆ、酒、こしょう

@ アサリはよく洗って砂出しし、酒(大さじ1)と共に鍋に入れ火にかけてふたをする(弱めの中火で)
A 殻が開いたらキャベツのざく切りを入れ、しょうゆ・こしょうを加えて再びふたをして蒸煮にする。
B 通ったらねぎの小口切りを散らして出来上がり。

『キャベツの味噌マヨ和え』
@ キャベツ(100g程度)はゆでて短冊に切りよく絞る。二十日大根(3個程度)は薄切りにする。
A マヨネーズ大さじ2と味噌小さじ1を混ぜておき、@のキャベツを和える。