増え続ける糖尿病

 
        今月は、糖尿病についてお話し致します
 

● 糖尿病の症状は
 糖尿病は、口渇・多飲・多尿・体重減少を主症状とする病気であり、軽中等症では、症状に気づかないこともあります。しかし体内では糖尿病による血管病変が進行し、眼底出血・神経障害(しびれ)、さらに末期には腎不全・血管閉塞による手足の壊死が起こる怖い病気です。

● 増えつづける現状
 
全国では700万人の糖尿病患者、糖尿病予備軍を含め1400万人が耐糖能異常といわれています。
 今帰仁村も検診の結果、約15%に耐糖能異常が見られ、かなり増加してきている病気です。
 戦前は、糖尿病患者はほとんどいなかったといわれ、糖尿病が増加した原因として食物がいつでも手に入る環境と、ジュースやお菓子類が氾濫していること、ストレス・運動不足・そして何と言っても栄養についての教育が行われてこなかったことが、大きな要因と考えられます。

● 症状に合わせた治療を
 初期の耐糖能異常では、血糖上昇に対してインシュリン分泌が亢進し、全身の細胞でインシュリンの効きが弱くなる。まずこの時期に、耐糖能異常に気づくことが肝心であるが、自覚症状がないため尿糖陽性・空腹血糖の上昇・食後血糖高値等を指摘されれば、採血検査にて確認したほうが良いでしょう。この時期の耐糖能異常では、食事療法・運動療法がまず治療の基本であり、これだけで改善する人もいます。

● 新薬の投与で早期治療
 近年新しい糖尿病薬が開発され、糖尿病の時期に合わせて適切な薬を使ったり、二種類以上の薬を併用することで治療効果 を上げ副作用を減らすことができるようになりました。

● 早めの受診を
 早期発見、適切な治療を行うことによって、インシュリン注射への移行を予防できるようになりました。糖尿病の疑いがあるといわれたら、不安に陥ったり、あきらめたりするのではなく、早めに受診し、生活習慣の改善と適切な治療を受けましょう。

● 栄養指導の重要性
食事療法とは健康的な食べ方を身につけることです。その方法を一度聞いただけで理解できる人はまずいません。どうしても勘違いがあったり、疑問が出てきたりということがあります。ですから何度でも栄養指導を受けていただきたいのです。また、短期間の実行でよくなるものでもありません。マラソンを走るつもりで、時々息抜きをし、気長に続けることが大切です。