ただいま旬の食物
 


● 今、石川農園では

今年は、台風がまだ一回しか来ておらずラッキーな事なのですが、こんなに少ないと季節はずれに強い台風が来はしないかと心配になる今日この頃。
今、石川農園では葉野菜の栽培が始まろうとしています。ただいま収穫できる野菜は、やはり瓜類が中心です。安心して食べられる葉野菜が待ち遠しいですね。

● これからの季節大活躍の野菜
8月31日より、旧盆入りします。
沖縄では昔から盆・正月、あるいは大勢人があつまる席では、定番のようにソーキ汁が準備されます。
そのソーキ汁に、なくてはならないほど相性の良い野菜の代表と言えるのに冬瓜があります。
そこで今月の旬は、「冬瓜」にスポットを当ててみました。
残暑きびしい毎日、冬瓜で暑気払いをしましょう。

● 冬瓜の薬効・・・実も種も
冬瓜はインドネシア生まれで、日本には中国を通してやってきました。
古くから食物としてまた薬として利用されてきました。『本草綱目』という植物の薬効や利用法を記した昔の書物に、「小腹の水腫れを治し、小便を利し、渇きを止め、搗き汁を飲めば、渇き、煩悶を止め、毒を解き、気を益し、老に耐え、心胸の満を除き、顔面 の熱を去り、熱毒腫瘍を消し、大小便を利す」と記されているように利尿作用は瓜類の中でもかなりのものです。
 また、とうがんの種子は、漢方では「白瓜子(はくかし)」または「冬瓜仁(とうがじん)」と称して、古来、いろいろな漢方薬に用いられてきました。『本草綱目』には、「人の顔色をよくし、色つやを増し、気を益して飢えず、久しく服すれば身を軽くし、老に耐えしむ」とあり、さらに「煩悶楽しまざるを除き、皮膚の風および、そばかすを去り、皮膚を潤し、腸のできものを治す」とも記されています。

● 栄養的には・・・
 栄養学的に見てみると、やはりカリウムが一番多く含まれ他のビタミン・ミネラルはさほど含まれていません。
ですからカロリーが低い分エネルギーの素にはなりませんが、高血圧の人や腎機能の落ちている方で汗をよくかいて喉が渇く時などにおすすめです。
ただし味(塩分)を、濃くしないように気をつけましょう。塩分を多く摂ってしまうと効果 も半減です。

● 本土でも、ただいまブレイク中

本土では、この冬瓜がゴーヤーともどもヘルシー健康食として購入する方も多いそうです。
琉球料理には、なくてはならないこの一品。その薬効には「腸を整え皮膚を潤し、いつまでも若々しくいられる」とのことですので、まさに健康長寿食といえますね。


おすすメニュー

● 春雨と冬瓜のスープ

暑い時にあえて熱いものを!
≪材料(2人分) 春雨:適宜、豆腐:1/6丁、冬瓜:100g、
鶏がらなどのスープ:2カップ、卵:1個、塩・こしょう
しょうゆ・ごま油:少々
@ 春雨は湯で戻しておく。冬瓜は皮をむいて一口大に切っておく。
A スープを煮立て、冬瓜を入れ、火が通ったら春雨・豆腐を加えて少し煮る。
B 塩・こしょう・ごま油・しょうゆで味付けをし、最後に溶き卵をまわし入れて出来上がり。
*お盆で残った冬瓜があれば、ぜひおためしを!