動脈硬化
   について


 診療所では、6月より動脈硬化の検査を行うことが可能になりました。
 そこで今月は、動脈硬化についてお話しましょう。

● 動脈硬化とは…

 血管壁が厚くなると同時に内腔が狭くなったり、また血管内壁にコレステロールが沈着し、潰瘍を形成(粥状硬化)し血液の流れが悪くなり血栓を作ったりします。
● 動脈硬化をほっておくと…
 これは年齢と共に進行していきます。動脈硬化によって血液が流れにくくなると、血管が硬いため血圧が変動しやすくなり血液の流れが悪くなると痺れて歩行時の筋肉痛や筋力の低下、さらには動脈瘤や動脈閉塞(心筋梗塞・脳血栓)の原因となります。

● 動脈硬化を促進する疾患
 糖尿病・高血圧・高尿酸血症・高脂血症・肥満があり、喫煙やストレスも、要因となります。
 日本は、高脂肪食・飽食の時期が続いたため、青壮年の動脈硬化が進んでいると言われ、実際40〜50代の脳血管障害や心筋梗塞が多く、珍しい病気ではなくなってきました。

● 働きざかりの壮年の方は要注意
 基礎疾患を持っていなくてもストレスを抱え、忙しく飛び回っている働き盛りの壮年の方は「自分は大丈夫」と思わずに、一度は調べてみましょう。

● 動脈硬化の検査とは…
 15分ですむ簡単な検査です。両手足の血圧・心音図・心電図を同時に取り、血液の流速・脈波を産出します。

● 動脈硬化は改善する?
 コレステロールが血管内壁に溜まり粥状潰瘍を作っても治療により粥状潰瘍がなくなると言われています。
 これはコレステロール降下剤が、血管壁の沈着したコレステロールを減少させるからです。
また不飽和脂肪酸を投与することによっても粥状硬化が改善すると言われています。(食品では魚に多く含まれますので、魚をたくさん食べましょう)

● 動脈硬化と診断されたら
 基礎疾患の治療は、もちろん生活習慣の改善と不飽和脂肪酸(ユベラ、エパデール等の薬)で、血管の若返りを心がけましょう。