健康フォーラム

今こそ 食育を! 元気をつくる食選・食戦

食育が人生を決める


 6月30日(土)、琉球新報主催の健康フォーラムが開かれました。
 
 講師は食生活・健康ジャーナリストの砂田登志子さんです。
* お袋の味ならぬ袋の味
 近頃、食育という言葉がちらほら聞かれるようになってきました。
食生活に関する教育ということです。昔は親から子、そして孫へその家庭の味を伝えることで、自然に家庭内で食育が行われていたことだと思います。
 しかし今、お袋の味ならぬ袋の味しか知らない世代が親になる時代です。そこで学校教育や地域の中で、その機会を持つべきだという考えが広まってきているのです。

* 外国の食育
 砂田さんは、もう何年も前からこの食育の大切さを感じ、諸外国の進んだ食育の状況を日本に伝えて来られました。
 アメリカではkids in the kitchen , not in the clinic(子供を病院に行かせないで台所へー)という運動があるそうです。そして「おむつが取れたら食育を!」とも。いち早く食の乱れが深刻になったアメリカでは食育も進んでいて、スープのキャンベル社が「子供を丸ぽちゃには育てない」とうたっているそうです。
 そしてなんと!アメリカでは、もうすでに喫煙率が半減、ガンも減少傾向にあるそうです。
 したがって医療費も減少、多少なりとも経済復興に貢献しているのではとのことでした。
 日本も食が乱れると身体をはじめ、心も乱れることを認識すべきだと砂田さんは言います。カルシウムが不足するとイライラするというのはその典型的なものです。
現代特有のキレルという現象は、教育だけの問題ではないのです。

* 日本での食育
 日本でもいち早く、食育に取り組んでいる地域があります。ある保育園では週に二回、みんなで食べ物をさわって観察したり匂いをかいだり遊びながら料理をして、食べる時間を設けているそうです。
 またある小学校では、地元のお肉屋さんを招いて目の前でウインナーを作ってもらい、添加物の勉強までしています。
 みんなが参加体験しながらの授業は、とても楽しそうです。
 お母さんたちは「子供達から教わることも多いですね」と子供の吸収力の良さにびっくりしているとのことでした。

* 身近でも食育を!
 今帰仁村でも、このように子供が直接参加体験のできる、食育授業があったら楽しいだろうなーと思いました。
 いじめや少年犯罪の増加、生活習慣病の増加にともなう医療費高騰などの問題を、解決するひとつの糸口を示してもらったような気がしました。

 

食育クイズ

後記の四文字の中には、ある同じ漢字がかくれています。
さて、なんという字かな?
喜 豊 頭 登

食育クイズの回答は今月号の編集後記の下にあります。