ただいま旬の食物
● 今、石川農園では
 
5月14日、台風1号が思いがけず本島を襲いました。
  野菜がダメにならないか心配でしたが苗もまだ小さく、適切な対策で大丈夫だったようです。収穫直前だった粟も無事収穫できました。
  今月の旬は。 粟(あわ)です。 日本の穀物を代表する五穀のひとつ粟。といっても沖縄で言う粟は、一般 にいう粟とは違って、きびのことです。それも、もちきび。 品種としては、うるち種もあります。
  昔からよく利用されてきた食品ですが、実は情けないことに私はつい何年か前まで粟を知りませんでした。名前は聞いていてもどんな味なのか、まして栽培しているところなど見た事もありませんでした。 若い人の中には、私のような人もいるのではないでしょうか。しかし粟は現代の日本人にはぜひ利用してもらいたい穀物です。

● 優れた食物
  米と比べてみるとほとんどのビタミン、ミネラルが多く含まれています。特に現代人に不足しがちなカリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、ビタミンB群…などなど書ききれないほどです。しかしあまり摂りたくないナトリウムは、米と変わらずたったの2mgしか含まれていません。食物繊維も白米の約3倍含まれています。こんなに優れた食物を日本人はなぜ食べなくなったのでしょうか。

● ご飯の栄養をUP!
  白米は精製されているために、栄養素がたくさん失われています。かといって玄米は炊飯器では炊けないし…という方は、粟のほか・麦などの雑穀を混ぜて炊く方法はとてもおすすめです。 玄米を食べている方も、いろいろな雑穀を混ぜる事で更にバランスも良くなります。

● ちょっと変わった食べ方
  ちょっと変わった食べ方では、粟だけを鍋で好みの固さに炊き、きなこをかけて粟もちのように食べたりするのもなかなか美味しくいただけます。内地では、粟ぜんざい・粟しることいって、もちの代わりに粟を蒸した物に小豆あんをかけたメニューが、甘味処にあったりします。沖縄の粟でもおいしいと思います。 一度みなさんも、お試しになってみてはいかがでしょうか?。

粟ぜんざい

≪材料≫ 粟・水(粟の1.5〜1.8倍くらい) 小豆・砂糖(好みの量)・塩

@ 小豆を一晩、水につけておき、翌日、水をかえて弱火にかける。粟を洗って分量 の水につけておく。

A 小豆がやわらかくなったら砂糖を3回に分けて入れ、加減を見て塩をひとつまみ加える。とろみがつくまで練り上げる。(粒あん) *アクが強い場合は、何度かゆでこぼしてから砂糖を入れる。

B 粟を蒸すか炊く。圧力鍋の方がもちみが出るが普通の鍋でも炊ける。中火にかけ、ふたをして沸騰したら弱火にして時々かき混ぜながら煮る。火が通 ってもちみがでてきたらOK。

C おわんに粟をひとすくい盛り、あんをかける。 *こしあんなら粟汁粉になります。