発熱! どうしよう

 子供は、しばしば発熱します。適切に対処をしなければ重篤な副作用を生じる事があります。 そこで今月は、発熱時の熱さましの使い方についてお話しします。

● 小児の解熱には

  アセトアミノフェンを使用します。
  それ以外の解熱薬では、脳症 などを起こす恐れがあり ます。
  市販の小児用熱さ ましを使用するときには、 成分を確認して使う習 慣をつけましょう。

● 発熱は防御反応です

  細菌やウィルスの侵入に対して、発熱はからだの中の免疫力を高め治癒力を強くします。
  熱さましで熱を下げることはこれらの体のもっている免疫力や治癒力を弱めてしまう可能性があります。
  実際いくつかの研究報告で、風邪・インフルエンザ・麻疹等にかかった子供で、発熱した時に熱さましを使用していない子供の方が一〜二日位 早く治ったという報告もあります。

● 熱さましは、むやみに使わない
  まずは安静にして、休ませるようにしましょう。
  毛布や布団の中で保温を計りながら、水分を十分補給します。
  発汗させるときには温かい飲み物を、体温を下げたい時には、冷たい飲み物少量 ずつ、こまめにあげましょう。
  一度にたくさんあげると嘔吐することがあるので注意しましょう。

● 熱さましを使った方か良いとき

  高熱が続いたり、高熱が出てきつがっているが水分摂取ができないときは熱さましを使い発汗させながら、熱を下げていくのが一番体には自然です。
 悪寒・戦慄は、発熱物質が血液中に放出され、筋肉の小刻みな痙攣や体内での代謝熱を利用して体温を上昇させる時に生じます。 高熱が出る予告ですので、仕事をして無理をせず布団に入り安静にしながら、体内での免疫力を高めましょう。

● 発熱し細菌性髄膜炎の時は

  一刻も早く医療機関を受診する必要があります。
  細菌は三十分で分裂し二倍になるため、早く治療を開始する必要があります。高熱・首が硬い・意識障害などに注意してください。

● 発熱時の食事は
  糖質を中心とした消化の良いものを食べるようにしましょう。
  胃腸も弱っているため刺激物は控えたほうがよいでしょう。

● 最後に

  風邪は万病の元と言いますが、発熱時に無理をすると体内での治癒力を弱め、ウィルスが体内の臓器へ侵入しやすくなり、内臓の障害をおこさせます。
  ひどい時には、慢性の内臓疾患へと進行していくことも考えられます。
 「風邪をひいたかな?」と感じたら、まずは安静・休息・食事に注意しながら、適切な薬を飲むことが回復への一番の近道です。