ただいま旬の野菜 春菊   
 正月まで暖かかった沖縄も、一月中旬より急に冷え込み冬らしい気候になりました。寒くなると食卓に顔をだすのが、『鍋料理』です。 そこで今月は、鍋料理に 相性の良い『春菊』をとり 上げてみました。

  春菊は独特の香りを持つ緑黄色野菜で鍋には欠かせない野菜の一つです。香りの好き嫌いはありますが好きであれば味噌汁やおひたし、和え物などにいろいろ利用できます。

  また最近は生で食べられる品種も出回っているそうですが、栄養面からいうと一度加熱した方がたくさん食べられて吸収率もよくなります。

●栄養的には
  何と言ってもカロチンが豊富です。
  同じ量(100g)で比べると、かぼちゃの4倍も含まれています。 ですからがん予防・免疫力の増強・老化予防の効果 が期待できます。 またカリウムも多く含まれるので、高血圧予防にもなります。それからカルシウム・ビタミンKも野菜の中では多く、これらは骨粗鬆症予防に重要な役割を果 たします。

● 香りの秘密は

 あの独特の香りの成分はビネン・ベンズアルデヒド・カンフェンなど数種類の成分からなり、胃腸の調子を整える働きがあります。
  そのほか鉄・マグネシウムなど栄養が詰まった野菜です。

● 保存の仕方は

  「畑で立っているものは、冷蔵庫でも立てて保存」が基本です。
  横にして置くと自ら立とう立とうとして、この際エチレンガスというガスを発生するので、栄養分をたくさん消耗するのです。
  同じ期間保存しても立てるのと寝かすのでは、ビタミンの残存率がずいぶん違うそうです。せっかくの豊富な栄養分を逃がさない為にも、保存には十分注意しましょう。

● 調理の仕方
  食べ方のおすすめは胡麻和えです。ごまの油分がカロチンの吸収を良くしてくれるうえに、カルシウム・繊維もプラスされ、春菊の栄養をより生かすことができます。
  ピーナツバターもよく和え物に利用されますがカルシウムは期待できず、鉄分もかなり少なくなるので、やはり胡麻がお薦めです。


おすすめメニュー


今回は、 春菊のごま汁と春菊の草団子の紹介です。

● 春菊の胡麻汁


≪材料≫春菊、練り胡麻、味噌、かつおだし、切り餅、豆腐など

1. かつおだしを煮立て食べやすく切った春菊を加え、火が通ったら味噌・ねりごま(大さじ1〜2位 )を加え、味を調える。

2. 切り餅はオーブントースターなどで焼き、食べる前に@に加える。
★切り餅や豆腐を入れるとこれだけで、軽い朝食になります。
餅は1個でもご 飯1杯弱のカロリーがあるので、小さ めの物を2個くらいが適量 でしょう。 (玄米餅ならビタミンB群も豊富で いっそう良くなります)


● 春菊の草団子

≪材料≫春菊:80g 白玉粉:100g 小麦粉:100g きなこ・砂糖・塩:適宜

1.春菊は塩茹でして水気をきり、すり鉢でよくすりつぶす。

2.ボウルに白玉粉と小麦粉を入れて合わせ、水3/4カップを少しずつ加え混ぜて耳たぶくらいの固さにし、さらに春菊を加えてこね、一口大に丸める。

3.沸騰した湯でAをゆで、浮き上がってから1〜2分したら冷水にとり水気をきる。

4.砂糖・塩を加えたきなこをまぶす。