勉強会 今月のテーマは肥満でした 


 参加者も多く、にぎやかに進んでいきました。今回は「カロリーをどれだけ減らすとよいか」といった知識ではなく、それ以前の脂肪が増えるしくみを理解し、どう取り組めば減らすという行動に移せるかに重点をおきました。

●行動修正療法
 食生活の問題は、食事だけの問題ではありません。他の行動や状態と関連していることがよくあります。例えば何かつまんでしまう時は、必ず一人でいる時だったり逆に誰かとおしゃべりしている時だったり。また夕食後ゆっくりテレビを見ていると何か食べてしまうなど。こういう場合、この行動自体を見直す必要があります。
  夕食後にテレビを見る習慣がある場合は、食後すぐにはテレビの部屋へ行かないで軽く散歩に出かける、他の用事を先にするなど行動パターンを変えてみるのです。このような方法を行動修正療法といいます。

●まずは原因を探ることから

  今回は、前もって食事記録をつけてもらうことにしました。何をいつどんな時にどれだけ食べたかを記入してもらうのです。
  面倒な作業ですが食べた物というのは案外忘れてしまうもので、朝食べた物も思い出せないことがあります。また食べ方の癖は自分では気づかないこともよくあります。

●脂肪が増えるしくみ

  また肥満になるしくみというのも人それぞれです。食べ物が口に入ってから目に見えないエネルギーとして消費される、または脂肪に変わるまでにはさまざまな変化があります。 ただ食べ物の量を減らすだけでは、脂肪は減らない事を理解してもらえたのではないでしょうか。よく人よりも食べないのに少しも痩せないと言う人がいますが、体の大きさも体質も生活習慣も違うのですから当たり前です。
  車もガソリンを多く使うものと燃費のいいものとあるように、人間も少しの食べ物で足りる人とそうでない人とあります。人と比べるより自分の身体をよく知ることが大事です。

●油の少ない献立

 試食はごく普通の炒め物なのですが油を少なく、そして切り昆布の煮物です。皆さんの食事内容を聞いてみるとほとんど毎日炒め物が多いようです。そして油を少なくすると野菜がパサパサする・水分が出ておいしくないという声をよく聞くので、今回はこの野菜からでた水分を片栗粉でとじて中華風にしてみました。
  タンパク源は豆腐だけなので、うまみを補うため味付けはXO醤という中華味噌を使いました。薄味なので物足りない方もいたでしょう。
  今回の勉強会は摂取カロリーの減らし方ではなく食習慣改善の取り組み方が中心でしたので、次回は第二弾・具体的な減らし方、カロリーについて勉強したいと思います。

試食メニュー *粟入りご飯 ・豆腐と白菜のXO醤炒め